部品構造図 |
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組立・加工・取付例 |
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対象 |
大腿切断、膝関節離断者 |
構造 |
シリコーンを円筒形に注型し、外面に布製のカバーを接着。断端末から10cm近位部にHSM(ハイポリック・シーリング・メンブレン)というゴム製の膜を接着し、断端末部の外表面にシリコーンゴムを成型している。 |
機能(効果) |
排出バルブが取付けられた義足を装着することにより、ライナー装着後、HSM遠位の空気が排出され且つHSM近位からの空気の流入を防ぐことで吸着環境を実現する。これにより荷重支持の向上がはかられ皮膚への剪断力を緩衝して皮膚を保護することにつながる。内面のシリコーンに保湿成分を含有させ摩擦を減じる表面加工をしているため装着初期の肌の負担を和らげる。 |
材質 |
シリコーン ショア硬度20
化学繊維(外型カバー)
シリコーンゴム(HSM,断端末部) |
寸法 |
厚さ :遠位端14mm、遠位7mm、HSM近位5mm、中間3.2mm、近位2.5mm
サイズ(スタンダード):25,26.5,28,30,32,34,36,38,40,45,50,55(12サイズ)
サイズ(コニカル):25,26.5,28,30,32,34,36,38(8サイズ) |
重量 |
660g(スタンダード、サイズ30)
690g(コニカル、サイズ30) |
保証期間 |
6ヶ月 |
組立・加工・取付方法 |
断端末から近位4cmの周径を参照し、ライナーのサイズを選択する(同一サイズか直近を目安とする)。ピン等による懸垂の必要が無いため組立は発生しない。ライナー近位部はソケットトリミングラインより5cm程近位を目安にシリコーントリミング治具でトリミングする。 |
調整方法等 |
断端周径の変化が起きた場合には、HSMより近位に断端袋等を装着して適合を保つ。 |
適応体重と適応身長 |
適応体重 :制限なし
活動レベル:低〜中活動向き |
使用条件(場所) |
断端とライナーの間に空気が残らないこと。日常の衛生管理(装着後の断端とライナーの洗浄)を実施できること。ライナーの適切な装着(ロールオンと呼ばれる巻き上げ装着)が可能なこと。断端のボリューム変化が大きくないこと。発汗によりライナーと皮膚との間で吸着環境が失われる可能性がないこと。断端長が12cmより長いこと。活動による義足への衝撃が少ないこと。 |
必ずセットにして使用しなければならない部品 |
1. |
メーカー名(略称): |
型番: |
部品名称: |
完成用部品コード: |
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注意・禁忌事項 |
断端形状が特異で断端とライナーの間に空気が残る場合は適応を忌避した方が良い。日常の衛生管理(装着後の断端とライナーの洗浄)を実行不能な場合や上肢の機能障害によりライナーの適切な装着(ロールオンと呼ばれる巻き上げ装着)が困難の場合は忌避すべきである。新規切断者や透析により断端のボリューム変化が大きい場合は適応を忌避した方が良い。高活動者で発汗によりライナーと皮膚との間で吸着環境が失われる可能性がある場合は懸垂が喪失する恐れがあるため適応を忌避した方が良い。
断端長が12cm未満の場合はHSMがソケット近位端から露出することがあり、屈曲時に吸着が損なわれる可能性があるため適応を忌避した方が良い。本製品のシリコーンは軟らかいため、高活動で義足への衝撃が大きい場合には破損が早まる可能性があるため適応を忌避した方が良い。 |
特徴 |
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その他の画像 |
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部品動画 |
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類似する部品 |
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以前のモデル |
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当該部品の上位モデル |
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当該部品の下位モデル |
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他の部品と組み合せて使用する場合の留意点 |
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修理可能期間 |
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対象疾患または活動レベル |
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販売形態 |
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重要なお知らせ |
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パンフレット |
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取扱説明書 |
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